3/29/2023

ネット上で赤の他人にケチをつけるということ

これは私自身の話ではなく、あるサイトが受けた中傷についての話である。
 
 
当該サイトの”一コンテンツ”が、あるブログで悪し様に書かれている。
そのブログの管理人はコンテンツを「アンチ小説」と評している。
 
その「アンチ小説」は長編であり全話を読破するには時間がかかるが、全部を読まなくてもあとがきに当該サイトの管理人の考えが書いてある。
 
あとがきには、初期の頃から闇の一党が嫌いだったとあり、その他にもskyrimでも闇の一党の壊滅物語を描いたり、ミラークをボロクソに書いたり等、2次創作と言うこともあってかなり自分の好きなように書いてある有様でした
 
まさかあとがきのみ、または闇の一党についての箇所しか読んでいないということはないであろうが、全部読んだうえでの評価としては偏っていると私は思う。
ロールプレイを主軸としたプレイ日記が原作と違うのは当然であり、MODを使用したり設定を創作したりして書くことを殊更に強調される言われはない。
そもそも当該サイトの管理人は「闇の一党をロールプレイをするのが嫌いなのであって、闇の一党が嫌いなわけではない」とサイトに書いている。
 

そんな感じで書いていいなら自分が闇の一党を救って助けてやるような二次創作を書いてやろう

 

見知らぬ他人に対しての言葉にしてはずいぶんくだけた印象である。
「自由に自分の解釈で二次創作をすること」を「そんな感じ」と呼ぶなら、それまでブログの管理人が読んできたという二次創作に対しても存外失礼な物言いではなかろうか。
当該サイトの管理人はブログ管理人の家族でも知人でもなんでもないのだから。
そもそも当該サイトのコンテンツは二次創作ではなく”プレイ日記”である。

 

闇の一党を救うルートを描いた創作はいくつも存在しているし、同じ価値観を共有することは難しくないと思われる。
今までそうしてきたのなら、価値観の合わないものに影響されてまで創作をする必要はなかったはず。
そのような動機で楽しくゲームプレイや創作活動ができるのだろうか。
それが楽しいと思えるなら、楽しければ何でもいいのかという疑問も湧いてくる。

 

人は人、他所は他所、とは分かっていても納得できなかったのです

 

反論するためにブログを立ち上げた時点で分かっていない。
納得できないからといって相手に突っかかることができるのは、ネット上で匿名性の恩恵を受けている時くらいであると私は思う。
ネット外でそんなことをしようものならどうなるか。
相手を変えることは 無理なのだから、自分が避けるしかないのだ。
疑問なのは、同じ内容を書いたサイトは他にもたくさんあるにも関わらず当該サイトをあげつらう理由である。検索結果の1ページ目に出てくるからといって、他のサイトは見向きもしないで(しているかもしれないが)当該サイトにのみ文句を言っているのである。

 

好きな自分がおかしいのかと疑問になり精神的な苦痛を抱くようになってしまったのです

 

自分の好きなものを相手も好きだとは限らない。
そもそも、当該サイトの管理人はこの方をおかしいとは一言も言っていない。
むしろあなたは誰? 状態である。
ブログの管理人は被害者意識を強く持っているようだが、当該サイトのコンテンツは少なくともこの方に向けて書かれたものではない。
当該サイトの管理人曰く「自サイトの創作は自分が一番の読者で、自分が楽しいから書いている」とのこと。

 

ブログでは当該サイトのコンテンツ(の一部)を読んだことで「精神的に疲弊」したと書かれている。
しかし、当該サイトの管理人から読むように強要されたわけではないのだから、苦痛を感じた時点で読まないこともできたはず。
その「アンチ小説」はSNSや小説投稿サイトに掲載されているわけではなく、コメント欄を閉じて広告もつけずSEO対策もせずひっそりと公開している個人サイトのコンテンツである。
解釈違いの反動でブログを立ち上げる精神力があるなら、違う解釈を受け入れるほうにその力を使うことはできなかったのだろうか。
「エゴ丸出し」と自身で言っているとおり、
解釈が一致しないからと反発するような記事を書いて、当該サイトの管理人に反応を求めるのはエゴイズムだと私は思う。
(これはこの記事を書いた私に対しても言えることかもしれない)


というのも、ブログの管理人は当該サイトの管理人の日常ブログ(現在は非公開)に何度も訪れ、いいねを残していったのだ。
日常ブログもサイト同様にコメント欄を閉じており、閲覧者はいいねをつけることでしかコミュニケーションを取れない状況にあった。
ブログの管理人は最終的には全記事にいいねを付けていったそうだが、その行動の真意はわからない。
対抗して二次創作を書いてやったからブログを見てほしい、ということだったのかもしれないし、単にコミュニケーションをとろうとしたのかもしれない。
仮にそうだとして、 ブログの記事すべてに反応をつけるやり方はどうか。
ログを見せてもらったが、すべてにブログ管理人のアイコンがついているのが不気味であった。

 
他にも闇の一党壊滅のストーリーを書いたサイトがあるにも関わらず、どうして当該サイトに対してだけそんなことをするのだろうか。
もしかすると既に他のサイトにも同様のことをしているのかもしれないが。

 
ネットは先に言ったもの勝ち、 ケチをつけたもの勝ちの側面がある。
「精神が疲弊」したらフォロワーにヨシヨシしてもらい自己肯定感を保ち、アンチテーゼを書き綴るためにまたゲームをプレイする。
好きなものが攻撃されたという思い込みからここまで出来るのである。
フォロワーの後ろ盾があればそこまでメンタルつよつよになれるのだろうか。

 
蛇足だが、「TESはゆるふわファンタジーではなくダークファンタジー」だろうか?
私個人はどちらでもないと考える。 
別に誰がどう思ってもいいし、自分の考えと違うからといって否定しない。
だが世界を狭めるような発言はしてほしくない。
どういう捉え方をするかは「ファンタジー」という言葉の中にすべて含まれているからだ。
 

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